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Kaigi on Rails 2025で発表するまでの備忘録

Kaigi on Rails 2025で「小規模から中規模へ 構造化ログからはじめる信頼性の担保」というテーマの発表(15分枠)をさせてもらった。

はじめて技術カンファレンスで発表をしたので、発表までにやったことや振り返りを備忘録として残しておくことにする。

Proposalの提出

CFPの登録ページから、入力フォーマットに則って概要やアピールポイントなどを入力していく。

あたりを意識して書いた。

今回のテーマで伝えたかったのは、以下

  1. 構造化ロギングの有用性
  2. Railsアプリケーションに構造化ロギングを導入する際の課題感と実践した内容
  3. Railsと構造化ロギングの展望

スライド作成

Google Slidesを使用。

を参考にしながら

  1. アウトラインと話したい内容の詳細をMarkdownで作成
  2. k1LoW/deckを使って、Google Slidesにざっくりした流れ(テキストのみ)とテーマを作成
  3. 途中から「k1LoW/deck」での更新を止め、構成や画像を含めたレイアウトをGoogle SlidesのGUI上で調整

という流れで進めた。

「k1LoW/deck」で3.の調整まで一気通貫してやれるとよかったが、自分がツールを使いこなせていなかったこともあり、最終的にはGoogle SlidesのGUIで調整をすることになった。 大きな変更を入れる際は、スライドを丸々コピーしてversionを入れる力技を使用。 次回はdeckで完結できるように試行錯誤したい。

あとは、Google Slidesにスライドを作成していく際の初手として、テーマの作成と調整が重要。

あたりは、スライドにおこす前に必ずやっておく。

練習

スライドが一通り完成したタイミングで、スピーカーノートにスクリプトを記入。スクリプトは「スライドの作成」時に書き出したアウトラインと話したい内容の詳細をベースに作成した。 スクリプトはそのままだと書き言葉で不自然なので、通しで練習しながら説明としてしっくりこない部分や詰まってしまう部分を話し言葉に修正した。

などを行った。

最初にスライドだけ見てもらいフィードバックをもらおうとしていたが、説明あってこそ理解できる部分もあるため、通しで発表した上でスライドについてのフィードバックをもらうほうが、レビュワーとしてもフィードバックしやすいと思った。 また、自分でもしっくり来ていない箇所は、誰かにしっくり来ていない理由を話しながらアドバイスをもらうと、よい落とし所が見つかることが多かった。

当日

早朝ランニングしてから会場へ向かった。血の巡りを良くすることで、頭が冴えた状態で発表できた。 発表前に緊張はしたものの、ほどよい緊張感という感じだった。 14分と45秒ほどの発表時間を想定していたが、本番では1分ほど余ったらしく、緊張もあってか喋りが早くなってしまっていた。次は、気持ちゆっくり話すことを意識したい。

また、発表後にスライドの共有にSpeakerDeckを使ったが、Xにサムネイルがしばらく展開されなかった。事前に投稿のテストをしておけばよかったと後悔。

振り返り

15分枠の難しさ

30分枠より発表の時間やコンテンツの量は少なく通しでの練習はしやすいが、その分伝えたいことに対しての説明を切り詰める必要がある。 今回の自分のテーマだと、システム運用上の監視やRailsの内部構造について少し踏むこむ必要があるため、前提知識や課題とアプローチ部分にもう少し時間をかけた方が聞き手としてもわかりやすいものになったはず。 テーマに対しての時間枠の検討や、限られた時間の中で端的に内容を理解してもらえるような構成力をつけていきたい。

フィードバックのもらい方

忙しい中でフィードバックや壁打ちにつきあってもらった。とてもありがたい。

フィードバックを依頼する側として、気を付けておきたいことを上に挙げた。 忙しい中でフィードバックをもらいにいくので、かける手間をなるべく減らせるような工夫をしていきたい。


今回、構造化ログという割とニッチなテーマで発表したが、Xやブログで言及してくれている方もいて、同じ課題や関心を持っている方に伝えたかったことが届いたようでよかった。

次は、30分枠もチャレンジしてみたい。 ということで、また日々の取り組みを頑張っていきたい。

※ 会場着いたら、まず真っ先に会場のwifiに接続すること

参考